動物図鑑

カメ
カメの特徴

カメの治療例

甲羅の破損

甲羅の破損

カメの診察で一番多い
落下事故での破損です。
消毒し、外科接着剤で甲羅を修復した後に
包帯を巻きます。
安静に過ごして約1ヶ月で完治しますが
内蔵まで傷ついた場合は致命傷を負います。

卵詰まり

卵詰まり

甲羅を開けてから体内に詰まった卵を
取り出しました。
殻で覆われた卵が5~6個
軟卵が大小多数
あとは体内に残る卵管を取り出しました。
産卵には産卵場所の設置や保温や
Ca補給・紫外線照射が必要です。
夏の冷房の冷え過ぎには要注意。

カメのかかりやすい病気

冬眠後貧血・中耳炎・産卵障害
肺炎・下痢・膀胱結石・口内炎・腎不全・代謝性骨疾患
内部寄生虫症・ビタミンA欠乏症

食事について

植食性リクガメ
高繊維・高カルシウム・低脂肪・低タンパクが大切

草や花などの"雑草"を採集し、給餌すると栄養の大半がOK

×キャベツ・ケール・ホウレン草・ビートの葉

キャベツ・ケールは甲状腺腫誘発物質が含まれているため
甲状腺機能低下をおこしやすい。

ホウレン草・ビートの葉はシュウ酸塩が含まれているため
カルシウムと結合して 低Ca血症になりやすい。

雑食性リクガメ

植物・コオロギ・ワラジ虫・ミルワーム・ナメクジ
ピンキー(マウスの新生児)・魚・ 少量の低脂肪のドッグフード

与えるポイント
昆虫

カルシウムを昆虫が食べる餌料に加え
その体内にカルシウムを含ませた状態で給餌します。

内蔵を抜いたものより丸ごと与えるほうが
栄養価が高く理想的

水槽性リクガメ

水草・魚肉固形飼料(淡水魚を材料とするもの)・昆虫・アカムシ
イトミミズ・エビ・ピンキー・少量の生肉・野菜類・果物類

カルシウム・ビタミンDなど粉末サプリメントを

豆知識

ミシシッピアカミミガメは成体になると主に植食性になります。

病気を遠ざけるライフポイント

真夏の日光浴は熱射病になる可能性があるため
影になる場所を作り、午前又は昼下がりがベストです。

冬眠は控えさせて、温度や水温の管理が大切です。

湿度は常に60%以上が理想

リクガメは湿度が低いと膀胱結石になりやすいので
霧吹きなどで維持し、体全体がはまる大きさの
浅い水飲み場(30℃の微温湯)を用意すると最適です。

カルシウムやビタミンは肝心

補給を怠ると代謝性骨疾患になります。

綺麗な水がいのち

週2~3回は水をかえてあげると喜びます。(水棲のカメの場合)
飲水は1日1~2回取り替える。

最適な環境

陸棲のカメ・半陸棲のカメ
寒いところが苦手、温度は常夏。湿度は万全。

保温用ランプで空間温度を25~30℃を保ち
スポットランプで35℃~40℃の高温になる場所を作ります。
スポットランプが離れた場所にシェルターを用意。
UVBを含む広域スペクトルライトを日中約12時間照射。
湿度は60%以上程を常に保ってあげると良いです。

水浴び場が必要。床材は新聞紙や土・砂利を。

飲み水を目的とした水浴びができるよう
全身がつかる浅い水飲み場を用意してあげます。
(半陸棲カメは深くて大きいものを)

水棲のカメ

水温は水中ヒーターで25℃前後に維持します。
UVBライトを設置してあげると理想的です。

注意事項

落下事故での負傷を防ぐため
ベランダ等で放し飼いはやめたほうが安心です。

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